一般歯科

当院の痛みを軽減する工夫

皆さんが歯医者を敬遠する理由は、一番が「痛み」ではないでしょうか。当院ではなるべく不快な痛みを伴わないよう、以下のようなさまざまな工夫をしております。

①表面麻酔ジェル

麻酔の針が歯茎に入る前に、最初のチクッとした痛みを極力無くすために、表面にジェル状の麻酔を塗ります。

②麻酔液を温めるカートリッジウォーマー

鼻のうがいも、温めることでツンとした刺激がなくなるのと同じように、麻酔もを人肌に温めることにより、麻酔時の痛みが減る効果があります。麻酔液専用のカートリッジウォーマーです。

③電動麻酔注入器

電動麻酔注射器の「アネジェクト」という機種を導入しています。

ゆっくりと一定の圧力で時間をかけて麻酔液を注入することにより、注射時の痛みが減ります。

④極細針　33G（33ゲージ）

麻酔に使う針は、最も細いとされる33ゲージの極細針を使用。

上記の電動麻酔注射器にセットし、痛みを軽減します。

⑤音楽でキーン音を軽減

▲ヘッドフォンをお貸ししています

あの「キーン」という音は、皆さんよく削っている音だと勘違いされている方が多いのですが、実はモーターでタービンが回っている音なんです。

しかし、どうしてもあの音が嫌、怖いという方にはノイズキャンセリング（消音性）ヘッドフォン及びiPodをお使いいただけます（ご自身の携帯音楽プレーヤーをお持ちになっても構いません）。

それにより不快な音が軽減されます。院内では、少しでも落ち着いて診療に望めるようジャズを始め様々な癒しの音楽を流しております。

⑥レーザーをあてる

レーザーにも鎮痛・除痛効果、麻酔効果がありますので、ケースによって使用する場合があります。

⇒レーザー治療のページへ

予防歯科・小児歯科

質の高いデンタルケアは、一生を通じて口腔内の健康を維持するためになくてはならないものです。

そのために最近では、虫歯になってから歯医者へ行く対症療法ではなく、虫歯や歯周病にならないよう予防することが重要となってきました。

保護者の姿勢とセルフケア

また乳歯は特に酸に弱く、虫歯になり易いのです。
さらに子供は甘いものが大好きです。
つまり、よりいっそうのケアが求められます。
生涯にわたり健康的な笑顔を保つための基礎を築くには、
保護者ご自身の姿勢も重要な役割を果たします。
どうぞお子様のよいお手本となり、定期健診を心掛けて下さい。

医院の予防処置

ブラッシング指導、歯石除去、PMTCに加え、小児ではシーラント、フッ素塗布などがあります。

虫歯

虫歯は進行度により、C0～C4まで分類されます。C2以降（痛みが出る）前にくいとめることができれば、治療回数も少なく、また痛みを伴いません。

C	色、深さ	自覚症状	処置
C0	白～茶褐色	なし	歯は削らず ブラッシング指導
C1	黒、エナメル質	なし	削って詰める治療 （痛みなし）
C2	黒い穴、象牙質	あり	冷痛だけなら削って 詰める治療 （痛みあり⇒麻酔等の使用） 温痛伴う場合は 神経の治療へ
C3	虫歯が歯髄 （神経）まで到達	あり （ズキズキ激痛）	神経をとり、 金属やセラミックを かぶせる治療
C4	残根、歯牙崩壊	あり （歯肉が腫れる場合も）	根管治療 or 抜歯

歯周病

歯周病とは、歯を支えている周りの組織（歯肉、歯槽骨）の病気です。虫歯とは違い、ほとんど痛みがなく気づかない間に進行します。別名Silent Diseaseと言われています。
最大の原因はプラーク（歯垢）です。
プラークは細菌の集団で、これらの細菌が出す様々な物質により歯肉に炎症が起こります。
進行度により4段階にわかれます。

	症状	処置
歯肉炎	歯肉のみの炎症 暗褐色に腫れ、出血しやすい	ブラッシング指導で改善 歯石除去
軽度歯周炎	歯槽骨が歯根長1/3まで消失 歯周ポケット出現	同上で軽快
中等度歯周炎	歯槽骨が歯根長1/3～1/2まで消失 歯牙動揺、歯根露出、歯肉から膿	P-Cure、SRP、 歯周外科処置など 専門的治療へ
重度歯周炎	歯槽骨が歯根長1/2以上消失 歯槽骨がほとんど無く、 最後には抜けてしまいます	抜歯

歯周病の要因は、口腔内の不衛生による細菌感染はもちろん、遺伝的要因、内科的疾患、薬の副作用、ストレス、喫煙、ホルモン異常、修復物の不適合、歯列不正、歯ぎしりなど様々です。

最近では、様々な全身疾患との関連性も報告され歯周病の治療や予防は重要です。また、歯周病は自然に治る病気ではありません。

自分は大丈夫だと思われても一度検診されることをお勧めします。
大事なことは、虫歯同様、未然に防ぐということです。
症状が悪化する前に定期健診を受けましょう。

矯正歯科

矯正歯科による歯並びや噛み合わせの改善は、見た目の向上だけでなく、将来的な虫歯や歯周病の予防につながります。

当院では、矯正歯科の専門の先生をお呼びし、チームで歯列矯正のサポートをさせていただきます。お気軽にご相談ください。

⇒矯正相談の予定日はこちらからご確認ください